私は今の沖縄が日本の肝と思っている。憲法は、国民が権力(法律を作る政治家)をその暴走を縛るためにあるものだ。実を言うと私も憲法を子供の頃そのように教わらなかった。今肝が本気で闘っている。1円でも10円でもいいから「辺野古基金」を応援してほしい。

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無いよりはあったほうがいい

4月1日東京新聞一面を大きく飾ったのは全国初渋谷区が証明書「同性カップル条例成立」だった。(朝日は取り上げたものの一面小さくだったらしい。)

勿論「性的少数者」の存在と権利が社会的に認知されることは「前進」だとは思うけれど、歓喜の気分にはなれない。基本がおろそかになっているように思えて仕方がない。なんか「ウワッツベリ」だ。「人権の尊重」から発したこの動きであれば双手を打って喜びたいところだけれど、今のところどこからもその震動がない。あるのは政治家の思惑とIT 関連会社が集中する渋谷区の「おしゃれと若者」を売りにしたい「経済戦略」だ。しかしないよりましだ。

敗戦の経験も「ウワッツベリ」。とことん底に落ちた先の戦争ですら、たかが70年で(つまり記憶する人たちが亡くなって行く)私にとっては悪霊のような人々(支配者」が立ち上がってくる。ここのところ新聞論調で「はたして東洋社会にとって民主主義はいいのか」というのがあった。分かる気もする。ただその怖さも。

この「人を大事にする」を下支えをしているのが今の切羽詰まった「沖縄」だ。

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お疲れ様でした

ドイツの首相メルケルさんが急遽来日報道にはちょっと「何で?」って驚いたが、安倍政権の歴史感に物申すにはドイツが適任者であると西洋社会の首脳陣の考えがあったのではないでしょうか。何で破壊と人殺し、生き物の殺生の為に金を使うのか?って女から見たら不思議でしょうがないけれど、視点を変えて男から見たら「金儲け」には勝てないが本音でしょう。

そういう男でない「男」が少しづつ増えてきているのが感じられます。救いです。

世界、世は少しづつ変化していく。「調和は変化の中にある」そういう意味では今も調和しているんですね。

 

 

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外交

独逸の首相メルケルさんが9日来られるとのこと。「原発廃止、再生エネルギーに日本も舵をきるように。」そんなメルケルさんからのメッセージが東京新聞では報じられている。メルケルさんが来るからには「他の意図」もあると思うけれど、外圧頼みの今の日本の状況は悲しい。ではどうすればいいのか。意見ははっきり言いましょう。

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政治と経済と日常

今年はどうも、律儀なクロッカスさんが寝ぼけているのかな、いつも一番に元気な顔を見せてくれたのに。地味ながら芯の強いスイセンさんは毎度ながら意気軒昂、凍えながらも頭を出している。派手好き、わがまま娘のチューリップさんは、今年はわしが頑張るばいとばかりに、枯葉の下でびくびく芽を出している。クロッカスさんに何があったの気にかかるが様子を見よう。

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「朱夏」

宮尾登美子さんは語っています。「櫂」を書くにあたり、家業「遊郭を営む業」を恥とずっと思い続けていて、「知られたくない」でも「もうこれを書くしかない」清水の舞台から飛び降りる覚悟であったと。自費出版でした。しかしその作品が宮尾さんを、耳目を集め、大舞台に登場させることになります。

「朱夏」に戻ります。「戦争」というものの、一人の人間の体験がここにはあります。たった一人の視点です。宮尾さんには特別の思想もありません。しかし現実をみせてくれます。

「朱夏」の下巻には、「戦時下」にある、どん底に突き落とされた「日常」が書かれています。女はからだを売り、男は賭博、または力のあるものにすりよる。その宮尾さんが見みたものが、何のジャッヂメントもなく、書かれています。

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宮尾さんの本というもの

ものすごい勢いで情報が飛び交う時代になりました。ひどい戦時下を生きた宮尾さんの本を読んでも何故か、ほっとできるのは不思議なものです。スピード感が違うせいでしょうか。

「朱夏」は先の戦争で何があったのかを、歴史の授業よりよほど教えてくれます。

日常ののんびりした風景、退屈さ。退屈さって結構いいものだったんですね。

「勝てば官軍」歴史は常に勝者によって書かれますが、文学は政治とは一線を引いているので、文学に期待したいって思いました。

 

 

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宮尾登美子さんの「朱夏」

「朱夏」

タイムトリップできる本でした。

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宮尾登美子「朱夏」

宮尾登美子さんが亡くなられたのは2014年12月30日、心臓病を若くから患っていながらご長寿の88歳でした。

もしあなたが望むなら、その時代にタイムトリップさせてくれるのが、宮尾登美子作品のいちばんの魅力です。

 

 

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宮尾登美子

宮尾登美子氏が亡くなったのを新聞で1週間ほど前に知った。 若い頃、初めてこんなに「面白い本はない!」と思った本が「櫂」だった。 その後「鬼龍院花子の生涯」は読んだがずっと気になりつつ、何十年もたってしまった。

私がそれほど感動した理由は、父から継母を守るために、父に対して日本刀を振り上げる主人公「少女」の行為の鮮やかさだった。その場面は「櫂」で 、その後、大人になった「鬼龍院花子の生涯」で一世を風靡した「舐めんじゃねえぜよ」が来たと記憶している。

この人の本は全部読みたいと思いつつそのままになってしまったことが、死亡報道でよみがえって来た。アマゾンで検索して「朱夏」にした。驚くべき値段だった、中古本で(上刊)1円 (下刊)100円。丁寧に扱われ保存された本が古本屋さんから届いた。

「朱夏」

時は昭和19年の戦争末期、舞台は高知。戦況は下降の一途であるにも関わらず、何が実際今起こっているのか知らない国民はけなげで、まだまだのんびりしている。二十歳にもならない主人公もその一人だ。これから乳飲み子を抱えて、自己のしがらみからの脱出を図るべく満州に「夢」を見ている。

当時の風景、生活感、空気、人の息使い、匂いまでがそこにはある。本の扉を開けばその時代にタイムトラベルだ。

今日はここまで。

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