27日 サッカー日本代表が今日、ザッケローニ監督を先頭に成田に帰国。1000人のサポート出迎えの映像を見た。監督が軽く手を振るだけで選手たちは口元が緊張している。男子サッカーにこんなに関心を持ったのは初めてだった。
この地球の上で行われる4年に一度のお祭りごとの背景が興味深かった。民族対立に苦しむオシムの国はサッカーによって一つのチームに結束し決勝には進めなかったが善戦(ひとつのハードルは越えた)した。たかがゲームとは思はない。その背後では政治、経済が複雑に絡み合う。
新聞では「公明党、集団自衛権容認」そんな雰囲気は前から流れていて、今日はやっぱそうかって感じだった。代表山口那津男さんがどこまで頑張ってくれるかと期待したがラスト、ゴールまで行けなかった。
見ていて嫌になってきたことがあった。肉体のぶつかりあいの隙間を縫って繰り返される暴力的な反則行為。ついには噛みつく選手まで出てきて、ここまで行くのかと驚きを通り越して笑ってしまった。これって獣やん。噛みついた選手には厳しい処分が下されたのでほっとしている。このまま暴力的な反則行為がエスカレートしたら、私は多分興味を失くしてしまうだろう。
日本のワールドカップは終わってしまったけれど、寡黙で誰よりも走る男、長友が「監督を勝たせてあげれなかった」と言葉を詰まらせ嗚咽した。
安倍首相は、口先の嘘と株価の目くらましで、「後は野となれ山となれ」の未来の先食いでゴールする勢いだが、寡黙でシャイな日本は、どうする。寡黙でシャイな私はどうする。