「ニホン」と「ニッポン」

 

ベルガモット

ベルガモット

久し振りにブログを書きます。季節はあっという間にめぐって、新緑が美しい。というのに、最近ぎっくり腰になってしまい、約2週間、家でゆっくりしていた。4月26日の「レインボー・プライド・パレード」も、5月3日の「ダイク・ウィークエンド」での「れ組交流会」にも行けなかった。残念だった。でも、腰痛は、やっと良くなってきて、ほっとしている。そして無理は禁物だということを実感している。最近気になることを書きます。

ラジオやTVなどで最近「日本」「日本人」を「ニホン」「ニホンジン」ではなく、「ニッポン」「ニッポンジン」と言っているのを聞くことがたびたびあり、違和感を持っている。これまでもスポーツの国際試合などで、「ニッポン・がんばれ」と応援団が連呼することはあったと思う。しかし、日常のニュースやドラマなどで、「ニッポン」「ニッポンジン」と言う呼び方が続くと、けたたましいし、もうちょっと冷静になってよ!と思う。なぜ「ニホン」ではなくて、「ニッポン」という言い方になるのか?

2011年3月11日の東北大震災そして、福島第一原発の爆発事故があったことで、わたしを含め、多くの日本人は大きな衝撃を受けた。そのことは4年たった今も、様々な影響を与えており、社会全体にある種の自信喪失感があるのではないか。そしてそこから抜け出したい、「日本は大丈夫、強い」と自分たちを鼓舞するために、今まで「ニホン」と言っていたのを「ニッポン」と言うのではないかと思う。わたしには「ニホン」という呼び方の方が「ニッポン」という呼び方より、謙虚さが感じられる。

正直言って、わたし自身は「日本」とか「日本人」ということに大きなこだわりを持っているわけではない。むしろ「国」という枠組みにとらわれずに生きていきたい。でも、最近の社会・政治状況を見ていると、日本が過去の歴史を直視・反省・謝罪をせず、再び戦争が出来る国になっていくようで、そのことがとても気になる。

★注:Wikipedia によると「日本」は<「にっぽん」、「にほん」と読まれる。どちらも多く用いられているため、日本政府は正式な読み方をどちらか一方には定めておらず、どちらの読みでも良いとしている>とのことです。

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