今日は3月11日(水)。4年前の今日、東日本大震災が起きた。今朝も寒かったが、あの日の東京も寒かった。午後2時46分頃わたしは自宅にいた。かなり大きな揺れに、「ついに関東大震災が来たか!」と手元にあったリュックを持って(わたしは外出する時にはいつもリュック)外に出た。近所の女性たち3人と固まって「ものすごいですね。」と言いながら、収まるのをまった。路上の電線が地震の揺れでぶらんぶらん揺れているのを初めて見た。怖かった。大津波で沢山の人たちが亡くなり、福島第一原発の爆発で放射能がまき散らされ、いまだに約23万人の人たちが避難生活を余儀なくされているという現実。
福島第一原発で起きたことを考えれば、「原発再稼働」なんて、できるハズがないのだが、国はその方向に向けて着々と準備を進めている。大企業の利益を優先している現政権、すべてビジネスがからんでいて、儲かるかどうかが政策の根本のようだ。そして戦争が出来る国への準備もおこたりなく、あれよあれよと言う間に、恐ろしい法案が次から次へと上程されている。
とまあ、絶望的な気分になる昨今なのだけれど、自然は季節の移り変わりと共に、着実に春に向かっている。近くの公園の梅は今、満開。紅梅・白梅・ピンクの梅などが次から次へと咲いていて、きれいだ。その中でもわたしがお気に入りの梅は「月影(つきかげ)」という少し緑色がかった梅だ。何と言っても「月影」という名前は風情があり、素敵だ。他の梅より少し咲くのが遅く、今満開。梅は匂いもいい。花粉症の季節で、外出時にはマスクを離せないが、梅の香りをかぐと幸せな気分になる。世の中、いろんなことがあるけれど、絶望しないで、やっていこう!という気持になります。