★暑い夏が過ぎていく

今年の夏も暑かった。今日は8月29日、もうすぐ9月。ここ数日台風の影響で雨が降ったり止んだり、気温も27度位に下がり、ちょっと楽だった。でもその前の暑さったら、すごかった。35度以上の日が続くと、生きているだけでOKという心境になってくる。台風が三つも同時期に関東に来るなんて、あんまりない。やはり温暖化の影響か?温熱化と言ってもいいのではと言いたくなる。台風が行ったら又当分暑いだろうなあ。

今年もベランダのプランターに昨年とった”日々草”の種を植えたら、ピンクと赤の花が咲いた。うれしかった。そして、たまたまラジオの「子ども電話相談室」を聞いていたら、「ミニトマトの種を植えたら、芽がでます」という回答を聞き、本当かな?と思いつつ、やはり植木鉢に三つ種を植えた。暑かったせいもあると思うが、本当に芽が出て、今元気に育っている。風船かずら、朝顔も満開を過ぎ、今は種がどんどん出来ている。自然の力ってすごいです。

日々草は夏の花、好きです。

日々草は夏の花、好きです。

暑いので、ミニトマトが種からどんどん育っています。

暑いので、ミニトマトが種からどんどん育っています。

7月10日に参議院選挙があり、東京選挙区で、「女性と人権」をテーマに立候補した佐藤かおりさんを応援した。佐藤さんはセクハラ労災行政訴訟を起こし、12年かけて(すごい、粘り!!)労災認定を勝ち取った。又働く女性のための労働組合を立ち上げたり、性暴力被害者支援の現場に関わってきた。更に政策の中に「性的指向や性自認による差別を禁止する法律をつくろう」が入っていた。今国会には女性議員の数は少なすぎる。人権意識を持った女性議員が沢山必要だ!!知名度がなく、立候補も直前だったので、残念な結果だったが、佐藤さんが国政にチャレンジしたことは大いに意義があったと思う。今後につなげていこう。今回の参議院選挙で自民・公明の与党が三分の二を越える議席を占め、憲法改悪をいつでも発議できることになってしまった。現政権の危うさに危機感を持っている人が少ないのだと、そのことにがっかりする。

参議院選挙が終わったと思ったら、暑い中、東京都知事選(7月31日)があり、忙しかった。結果は自民党の女性候補小池百合子さんが当選、初の女性都知事になった。小池さんは、核武装を容認、安倍政権が強行採決した安保法制を「成立は遅きに失したぐらい」と言っているし、戦前の価値観に戻ろうという「日本会議」のメンバー。女性として人権意識を持った政治家であるかは疑問だ。男性優位社会の中で、男に伍して、男並みを目ざしてがんばって来た女性政治家だ。しかし、都知事になったからには、社会的に弱い立場の人々に配慮した都政をどんどん行って欲しい。

7月26日夜中、相模原の知的障がい者の施設に元職員の男(26才)が入り込み、無防備な重度の知的障がい者の人たち19人を殺害、27人に重軽傷を負わせるという事件が起こった。このことを知った時に、決して起きてはいけないことが起きてしまった、とショックだった。容疑者は「重複障害者は不幸を作ることしかできない、だから抹殺する」と言っていた。「生産能力のない人は無価値」という考えで、優生思想そのもの。どうしてこのような極端な考え方になり、それを実行してしまったのか?この事件を障がい者に対する「ヘイトクライム=憎悪犯罪」ととらえる考えがあるが、わたしもそう思う。

最近、出生前診断が一般的になり、妊娠中に胎児チェックをし、もし胎児に重度の障がいがあると分かったら、中絶するケースがあるという新聞記事を読んだ。重い障がいがあっても、社会の中で、共に支え合って生きていこうではなく、 生まれる前に“ない”存在にするという流れ、このこともつながっているような気がする。

「生産能力のない人は無価値」という価値観に対して、「そうじゃない、一人一人の人生にはそれぞれ価値があるんだ。困った時には“助けて”と言って、皆で支え合って生きていこう」と思う。

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