この所、かぐわしい香りを周囲にふりまいていた金木犀、今は満開も過ぎ、小さな金色の花びらがはらはらと地面に落ちていた。コスモスは今真っ盛り。ピンクと紅色のコスモスが好きだ。上の2枚の写真は近くの公園で撮った。
季節は確実に秋。暑い夏が過ぎ、本来なら、秋はほっとする季節なのだが、何故か気持が落ち着かない。最大の原因は、今の社会をおおっている閉塞的な空気。戦後69年がたち、安倍政権は「秘密保護法」、「集団的自衛権の行使容認」など、「戦争する国」へと準備を進めている。近隣の韓国や中国と仲良くするのではなく、敵対する態度を取り続けている。社会の木鐸たるべき多くのメディア(大手出版社・新聞社)も政府に追随し、売上を上げるために、次から次へと「ヘイトスピーチ」でみちみちたタイトルの本・週刊誌を出版している。これって許されることなのか?
そして最近の、安倍首相、保守的な政治家たち、大手メディアによる「朝日新聞たたき」は度が過ぎている。戦時中に慰安婦がまるでいなかったような論調であきれるし、過去の侵略戦争や植民地支配に対する、真摯な反省がまるでない。とまあ、いやなことが多いのだが、10月8日の皆既月食の月は美しかった。久し振りに夜空を見上げ、変化していく月の形を見ることができて良かった。