「ウィメンズマーチ東京2018」に向けたスピーチ
★3月8日に行われた「ウィメンズマーチ東京2018」で、「れ組スタジオ・東京」は賛同団体の一つになりました。当日、賛同団体のスピーチが宣伝車に乗った主催者のスタッフにより、代読されました。以下は、「れ組スタジオ・東京」のスピーチです。このスピーチが渋谷の町に流れ、とてもうれしいです。
れ組スタジオ・東京からのスピーチ 2018年3月8日
「れ組スタジオ・東京」は、今から31年前、1987年3月に日本で初めてのレズビアンのためのレズビアンの事務所として誕生しました。全国で孤立して生きているレズビアンのネットワーク作りを目指し、月刊「れ組通信」で自分たちの表現の場を作ってきました。2013年で事務所と、294号まで発行した「れ組通信」を終了しましたが、今はホームページから発信しています。そして月一回の交流会では、50才以上の年を重ねたレズビアンたちが、若い世代のレズビアンを交え、生活のこと、社会のことなどを気楽に話しています。
現実の社会では無知からくる差別・偏見が根強いので、多くのレズビアン達は、自分のセクシュアリティを学校・職場・そして家族にもカミングアウトするのが、まだまだ難しく、とても勇気がいるのです。人を愛することは、相手が同性であっても異性であっても素晴らしいことなのに、なぜ同性愛に対して、偏見・差別があるのでしょう。このような状況を変えるために、「ウィメンズマーチ東京」で私達レズビアンが声を上げることができて、うれしいです。
性的少数者=LGBTの人権を守り、LGBT差別禁止法を制定してほしいです。同性パートナーシップ制度を実現させましょう。子どもたちには、多様なセクシュアリティを伝える性教育が必要です。多様性を認める社会を、一緒に作っていきましょう。女同士の連帯は、この男性優位社会を必ず変えます。おかしいことはおかしい!と一緒に声を上げていきましょう。
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