同性婚の憲法判断を問う訴訟で、米連邦最高裁（ワシントン）は6月26日「結婚は男女間に限る」と定めた連邦法に対し、「法の下の平等を定めた憲法に違反している」として違憲判決を出した。同日最高裁前では、この判決に対し、多くの同性愛者たちが喜びの声を上げた。同性婚を認めている州で結婚したカップルに対して法の下の平等が適用されるが、同性婚を認めていない州では結婚できないため、対象とはならない。現在、９の州と首都ワシントンで同性婚を合法化している。９人の最高裁判事のうち、５対４で判断が分かれ、多数意見が違憲とした。