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17年07月20日

「れ組スタジオ・東京30周年イベントを終えて」 その②

★「れ組スタジオ・東京30周年イベント」を終え、スタッフの感想その②です。

 

「れ組スタジオ・東京 30周年イベントを終えて」

若林苗子

6月18日(日)午後の「れ組スタジオ・東京 30周年記念イベント」が無事に終わり、ほっとしている。全部で32人の参加で、なごやかな集まりだった。

 

2015年11月、大阪で行われたシニア女性映画祭で上映された「レズビアナーもう一つの革命」(2012年)を見て、その画面と内容の素晴らしさに惚れ込み、東京でもぜひ上映したいと思った。本当は昨年東京で上映会ができたらいいなあと思っていたが、実現できなかった。そして今年は「れ組スタジオ・東京」の30周年。「れ組30周年イベントでこの映画を上映したいがどうか?」とれ組の他のメンバーに呼びかけたら、OK。そこから準備が始まった。

 

そして、記念すべき「れ組30周年イベント」でこの映画を上映できて、本当に良かった!!会場の「武蔵野プレイス」の4階、フォーラムは、スクリーンが大きく、画面をとてもきれいに見ることができた。この映画の見どころは、年を重ねた(70~80代)カナダ・アメリカのレズビアンたちが、若かった頃(当時の写真が出てくる)から現在までを振り返り、今どう考えているかを、率直に語っている所。男性優位社会から離れ、女たちで文化や生活を創り上げることの実践である、レズビアン・セパレティズムやウーマンズ・ランドについての話は興味深い。考え方の違いがある中、レズビアンたちが真剣に討論しているシーンは、こういう映像がよく残っていたなあと思う。女たちの出会いの場であった「ミシガンの女の音楽祭」、各地での女のコンサート、力強いレズビアンたちのパレードのシーンは、今見ても、心が躍るし、わくわくする。

 

監督のミリアム・フォジェールは、カナダ・ケベック出身の彫刻、映画、写真、詩作などのマルチアーチストとのことで、画面がとてもアーティスティック。彼女自身が語りをして、映像にも登場、彼女の作品も出てくる。ケベックの助成金を受けて制作された本作品は各国の女性映画祭で上映。日本でも2015年11月「大阪シニア女性映画祭」で上映されたが、沢山の女たち(特にレズビアンたち)にこの作品を見て欲しいと思う。そして日本に住むレズビアンたちの歴史をたどり、とらえ返すこのような映画があったら、いいと思う。

 

映画上映・休憩。後半はまず、映画についてのトーク(「シニア女性映画祭」から映画を借りて上映する場合、映画+トークが条件なっている)をわたしがして、参加者全員が感想を話したが、いろいろな感想があり、興味深かった。そしてその後は、MさんとKさんがそれぞれギターを演奏して、熱唱。盛り上がった。それから、お互いの顔が見えるように椅子を円にして、れ組スタジオの30周年について、一言ずつ話した。

 

「れ組スタジオ・東京」の創設メンバーの一人のSさん、れ組通信の編集&スタジオの当番を献身的に数年間担ったKさん、やはりれ組通信の編集を担当したMさん、その他にも久し振りに会うメンバーたちが参加してくれて、うれしかった。又ALN(アジア系レズビアン・ネットワーク)会議の頃のメンバーで、久し振りに参加のOさんは、スタッフたちにラベンダーと白を基調にした素敵な花束をプレゼントしてくれて感激した。又、初めてれ組の集まりに参加した人たちにも会えてうれしかった。

 

当日までにスタッフたちは、

〇イベントのお知らせの原文をMさんが作成。綺麗なレインボー・フラッグやレズビアン・マークをネットで探して、文章につけてくれた。その文章に若林が加筆して最終稿にした。

 

〇Aさん、Mさんは日暮里の生地屋さんに行き、時間をかけて、カラフルなレインボーの布を探し出し、会場を彩った。

 

〇Rさんは、当日会場の掲示板に飾った「れ組スタジオ・東京30周年記念イベント」と書いた垂れ紙(長方形)を制作。バラの花の絵を周囲にちりばめた作品で、とても素敵だった。急遽の依頼を受け、数日前から制作に取りかかり、イベント前夜は、午前1時に寝て、当日朝5時に起きて、作ったとのこと。

 

〇Mさんはイベント当日「武蔵野プレイス」一階のエレベーターの前と、四階の会場の前に出す、「れ組スタジオ・東京30周年記念イベント」日本語と英語の両方で書いた掲示文を作成。

 

〇Aさんのアイデアで、受付で、参加者には、紫色のリボンが配られた。このリボンは首から下げられるようになっていて、工夫されていた。

 

〇Kさんは、宣伝チラシの英文への翻訳、Eメールの問合せ先の設定&チェック、当日の司会進行などを担当。

 

〇NさんとRさんは、受付を担当。Mさんは、れ組通信のバックナンバーや、資料を販売。

 

〇会場さがしと宣伝その他は、若林が担当。

 

スタッフ皆で協力して、れ組30周年イベントができました。当日会場に参加した皆さんも有難うございました。

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